どうも、ぺたろうです。
今回は、ぺたろうたち夫婦が選んだ結婚指輪のブランドについてのお話です。
ぺたろうもまめおさんも仕事のときには結婚指輪はつけないので、家で大切に保管し、二人で出掛けるときには必ずつけるようにしています。
ぺたろうたちは、杢目金屋（もくめがねや）というお店で結婚指輪を購入しました。
今回は結婚指輪を杢目金屋で購入すると決めた理由や、実際に購入してみた感想、4年間着用して見られた指輪の変化などについてお伝えします。
杢目金屋の結婚指輪の魅力
最大の特徴、金属の木目模様
杢目金屋さんでは、とってもきれいな、金属の木目模様の指輪を作っています。
模様のうねり具合なども好みで注文できます。
職人さんが、何枚にも重ねた金属を、何度も叩いたりひねったりして模様を生み出していくそうです。江戸時代から続いている伝統技術で、この技術を使って、刀の鍔（つば）などを作っていたそうです。
職人さんの手で一つ一つ叩き上げられ、世界に一つだけの木目模様が出来上がります。
複数の金属を合わせて作っているので一種類の金属で作った指輪よりも強度が高いそうです。
使用している金属は、ゴールド、プラチナ、シルバーです。（ゴールドはイエロー、ホワイト、ピンクなどの種類があります。）この中から好きな金属の組み合わせで木目模様を作ることができます。
杢目金屋さんのサイトを見ると、使用している金属について詳しく書いてあります。
木目模様の指輪なんて見たことがなかったので、あまり人とかぶらなそうだし、何より模様がとても美しいのに惹かれました。
↓こんな指輪です。うっすら木目模様が美しいです。（購入して4年目の写真）
木目模様の指輪は、金や銀一色の指輪よりも柔らかい色合いで、日本人の指になじみやすい、と店員さんが言っていました。
上品な輝きを放ちながらも、落ち着いた色合いでとても気に入っています。今でも指輪を装着しているときには暇さえあれば「きれいだなー」と模様を眺めてしまいます。
指輪の分かち合いの儀式
杢目金屋の指輪は、一枚の金属の板を二つに分けてペアの指輪を作り上げます。 指輪と指輪がまだ少しだけ繋がった状態で、夫婦で一緒にその指輪をぱきっと切り離して二つの指輪にする、「分かち合い」という工程があるのです。
↓こんな状態で繋がった指輪が届きました。（指輪を注文してから一か月後くらいだったと思います。）
↓こんな感じで分かち合いました。
通常、分かち合いの儀式は、杢目金屋の店舗でスタッフさんが見守る中行うようです。われわれ夫婦は、指輪を作った当時は北海道と関東で離れて暮らしていたので、ぺたろうの暮らしている北海道の自宅に、繋がった状態の指輪を送ってもらって、ぺたろうの家で二人だけで分かち合いを行いました。
ただつながった指輪をパキッと折って切り離すだけなんですが、特別感があって良い思い出になりました。「もともと一つの繋がった金属の板だった」というのも、なんだか絆を強くしてくれそうで良いですよね。
その後、切り離した指輪をまた宅配便で杢目金屋さんに送り返し、完成を待ちました。
注文してから、トータル３か月くらいで完成だったと思います。（郵送して分かち合いを行わなければもう少し早く出来上がると思います。）
フルオーダーメイドなので素材や形などを細かく指定できる
宝石をつけるか（数、石の大きさ、色も選べる）
分かち合いの痕跡を残すか（ぺたろうたちは残しました）
指輪の太さや形
使用する金属の種類
これらを細かく決めることができます。
選ぶ素材などによって値段は変わります。
指輪の裏側に文字やマーク、石などを入れることもできます。
店員さんが、いろいろなデザイン、素材の指輪を、実際に見せながら説明してくれました。
いろいろ迷いましたが、まめおさんと相談しながら決めるのは楽しい時間でした。
杢目金屋の指輪の心配だった点
いくつか気になる点があったので、購入する際に店員さんに尋ねてみました。
複数の金属を合わせて作っているということは金属アレルギーが起こる可能性が高い？
指輪の裏側にコーティングする金属の素材は一種類の金属で、これも選ぶことができます。指輪の裏側が一番皮膚に接するので、ぺたろうは、比較的アレルギーが起きにくいと言われているプラチナにしました。
また、木目模様の指輪は、複数の金属を使用していますが、一つ一つの金属は純度の高い質の良い物を使用しているので、他の指輪に比べてアレルギーが起きやすい、という訳ではないそうです。（アレルギーが起きやすい金属というのは、純度の低い、混ぜ物が多い金属だそうです。）
とは言え、金属を使用しているので、他の指輪と同様、アレルギーが起こる可能性はあります。
金属アレルギーの方に対応した指輪も作れると公式サイトに書かれていたので、すでに金属アレルギーを発症している方やどうしてもアレルギーが心配な方は、店員さんに相談してみてください。
使用する金属にシルバーを選択したが、変色しないか？
ぺたろうはホワイトゴールドとピンクゴールドとシルバーの組み合わせで指輪の木目模様を作ることにしました。
シルバーは黒く変色しやすいという認識があったので、シルバーの部分だけ黒く変色しないか心配でした。
店員さんの話によると、日常的に装着していると、水や石けんなどいろいろな物質に触れたり、摩擦が起こったりするので酸化しにくいそうです。変色したというお客様のお話はあまり聞いたことがない、とのことでした。
ぺたろうは時々しかつけておらず、放置している時間の方が多いですが、約４年経った今でも、シルバーの部分の変色は見られません。まめおさんの指輪は、一度、指輪をつけたまま温泉に入ってしまったときに、シルバーの部分が少し黒くなってしまったようです。
お店でメンテナンスして直してもらえると思うのですが、そんなに目立たないのでそのままにしています。（杢目金屋では、クリーニングなどのメンテナンスを無料でしてくれます）
〈２０２２年5月追記〉
メンテナンスをしたら変色した部分はきれいになりました。
木目模様の指輪は奇抜で目立ちすぎないか？
HPの写真で見るととってもきれいで、金属の木目模様にほれぼれしてしまったのですが、実際につけてみたら、奇抜な感じになりはしないか？と実物を見るまで少し心配でした。
実物を見てみると、木目模様は近くでよく見ると見える、というくらいなので、自然な見た目です。ほとんどの方はぱっと見で木目模様に気づかないのではないでしょうか。
太めの指輪の方が模様がわかりやすいく、それはそれでとても素敵です。
木目を目立たせたい場合は模様を太くしたり、いぶし加工にしたりと方法はあるようです。金属の組み合わせによっても変わってくると思います。
人から気づかれなくても、自分では近くで美しい木目模様を見て楽しめるのでとても気に入っています。
杢目金屋の結婚指輪を購入した感想や使用感
傷や錆び（サビ）変色について
約４年間着用した現在では、よ～く見ると極細かい傷などがついていますが、全然気にならない程度です。強度は申し分ないようです。お手入れもほとんどしていないので、扱いが難しいというようなこともありません。
まめおさんが、温泉に入って銀の部分が少し黒くなってしまったので、温泉に入るときには念のため外すようにしています。
普通につけたまま食器洗い、手洗いなどもするし、化粧水やメイク落としなどに触れることも多々あります。放置して棚に置いておく時間も長いですが、錆（サビ）は一切ありません。４年間使用した現在でもきらきらして綺麗です。
実際に装着してみて
周りの人とかぶらないデザインだけれど、指に自然になじむので、とても気にいっています。
杢目金屋を選んで本当によかった！と大満足、一辺の後悔もありません。
↓完成した指輪は桐の箱に入れられてきます。和のテイストが素敵です。
おまけ
まめおさんは以前左手の薬指が凍傷になってしまったので、今でも寒い日はその指が冷えるそうです。なので、あまり寒い日には指輪をつけないようにしています。
指が壊死しなくて本当に良かったけれど、未だに後遺症があるとは、恐るべし凍傷…
